2016年5月18日水曜日

2016年、5月WEBちらし

本日の一曲☜リンク、貼ってます~

今月も、トップ画像は、同じです。なんとなく落ち着くのは僕だけ?
さて、今月は、大文字屋はどんなことが出来るのか?
どんなことが得意なのか?ここを掘り下げます。
進行は、チラシの内容に準じてます。

   ☟クリックで拡大しま~~す

画像左側
まずは、22時まで納品可能です!とあります。
大文字屋の業務内容は、店売り、一般ご家庭への配達、
ネット通販、飲食店に業務用で配達となっております。
業務用につきましては、25時まで対応しているので、
22時であれば、営業時間帯なんで、当然ですが、
チラシに掲載しております商品であれば、迅速に対応致します。
納品の際、ビール、発泡酒等の最少配送ロットは、
ケース単位でお願いしておりますが、
地酒、焼酎につきましては、バラ1本から対応致します。
ビールや、発泡酒のケースが無くても大丈夫です。

お気軽にお申し付けくださいませ。


画像右側
契約農家と、はや13年。
手間がかかる農法をお願いしています。
ウチで販売している品種は、こしひかりなんですが、
こしひかりって、実は、育てるの、手間のかかる品種なんですよ。
品種改良の流れで、より多くのお米が獲れるように進化した結果、
殆どの栄養を実であるお米に溜めてしまい、
体を支える茎が、細くしか育たないんです。
実り豊かな重たい穂を、細い茎では支えきれず、
倒伏のリスクが極めて高いんです。

これを防ぐには、
田植えの段階で苗の一まとまりを多くの米粒で構成する
「太植え」にすれば、足元のしっかりした稲になるんですが、
足元が太くなると、
田んぼの通気が悪くなって、梅雨時に湿気がこもり、
いもち病を発生させてしまうリスクが高まります。

さらに、太く植えると、倒伏しにくくなりますが、
不必要な農薬散布をせねばなりません。

また、多くの米粒が、成長のために多くの肥糧を必要とします。
田植えの前段階の施肥の量も非常に多くなり、
慢性的に肥料過多の土壌になってしまうんです。

本来、土壌の肥糧分は、穂が出た段階で使い切られてないと、
美味しいお米にはならないんです。

穂が出ても、土壌に肥料分が豊富にあると、
縦方向の成長が終わった稲の根っこから吸収された肥料分が、
種である米粒に蓄積するんです。

過去に、外食先で食べたお米で、
苦いなって思われた経験、ありませんか?
この苦味こそが窒素系の肥糧の味なんです。

農作物で、マイナスの話題として
出て来るのと言えば「残留農薬」ですよね。

農薬って作物にかかってるモノだから、
洗えば、基本、落とせるんですが、
残留農薬は、どうでしょう?

作物の中に入り込んでるので、
落としようがありませんよね。

当店契約農家は、
太植えの真逆、「細植え」と言う農法をしてもらってます。
細く植えると、コシヒカリの特性上、倒伏のリスクが高まります。

これを防ぐのが、小まめに、たんぼに発生する水草を取り除いたり、
麦踏み同じ考え方なんですが、ある程度稲が成長したら、
地中に張った根っこを切って、稲にストレスを与え、
根っこが、より深く、強く貼って行くのをうながしたりします。

また根切りをすることで、田んぼの土壌も撹拌され、
根っこに酸素が供給されるのも、細い足元でも倒伏しない
しなやかで、強い稲に育てる秘訣です。

細く植えると、成長に必要な肥料分の計算もやりやすく、
発穂した段階で、たんぼの肥糧分は、ほぼゼロになっています。
穂が出て、種であるお米を太らせるのは、
健全に繁茂した葉っぱが、光合成で創り出す栄養分のみです。

発穂で土壌の養分がゼロ。この見極めこそが、
稲作の一番重要なポイントではないでしょうか。

当店の神吉こしひかりは、一般のお米より一回り小さいのも、
葉っぱで創り出された養分だけが、じわじわ溜まってるからです。

肥料過多のお米は、
根っこから大量の養分が、急激にお米に蓄積されるので、
細植えのお米がじわじわ育つのに対し、急激に太って行きます。

成長が急激だと、炊飯してもお米が割れやすくなって、
食感も、ボソボソしたものになります。
逆に成長が、じわじわ均一な細植えのお米は、
水を含んで大きく膨張し、ツヤツヤと光ります。
均一な組織ゆえのモチッとした歯ごたえと
適度な粘りも感じられます。

手間は、かかりますが、食味と安全性で、細植えと減肥料、
この2つの大切な事を守って稲作をしてもらっています。

現行のお米の田植えの様子です。動画で見て頂けます

長くなるんでこちらをどうぞ~
ウチのお米を作ってる近くの田んぼでも、
生産者の価値観が違うと、育つ稲の姿も違う^^

お米以外のネタは、こちらを~



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